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体臭や口臭は男女問わず悩まれている方が多いのではないでしょうか。体臭といっても「わきが臭」「加齢臭」「疲労臭」「ダイエット臭」「便臭」など様々です。中には病気による体臭も考えられます。ここでは、体臭・口臭に関して、消臭グッズや体臭予防法、デトックスなどをご紹介します

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体臭とは皮膚の汗腺・皮脂腺の分泌物から生ずる一種の臭気です。日本人は体臭が極めて少ない民族と言われますが、それは低脂肪・高繊維質、植物性食品が中心の食生活と多いに関係があったのです。和食は体臭を発生させにくいのです。
ところが戦後の食生活の大きな変化により、日本も高タンパク、高脂肪な食事が定着し、特に肉や乳製品等の動物性脂肪過多の食事へ移行したことで、より体臭が発生しやすい状況に変化してきたのです。


■体臭とは皮膚の脂質の酸化が大きな原因で生じる一種の臭い■

夏の暑い日はもちろん、どんな季節でも汗をかいたあとには頭皮、体、足裏、わきなどの臭いが気になります。特に女性の方は消臭対策に大変苦労されるのではないでしょうか。
体臭は、 汗と皮脂とが混ざり合い、雑菌が繁殖することで臭いを発生させます。はっきりとは解明されていないのですが、体臭のメカニズムとして脂質の酸化が大きな原因です。
また体臭は人によって臭いの種類や強さも異なるので、脂質の酸化だけではなく、体臭は遺伝子に関係しており、個人差ができる様です。個人差があるという事で、自分の体臭が気になり過ぎて、通常の生活に支障をきたす事もあります。
体臭に関する悩みは「自分の体臭は臭く(悪臭)で、人に嫌われるのではないか」といった不安や悩みを持つことこそが、現代の深刻な心の病のひとつだと言われている程です。
しかしその一方で、体臭はSEXアピールの役割も果たすのです。女性が香水をつける習慣も、体臭を消すためではなく、より強いセックスアピールのために生まれたという説もある程です。その様な意味では『体臭フェチ・臭いフェチ』という表現は、自然な感情といえるかもしれません。
ただ、体臭は健康状態と大きく関係する場合も多くあるのです。口臭がヒドイときは、歯槽膿漏や内臓の病気が疑がわれ、糖尿病になると甘い臭いがするといわれています。体臭が気になる場合は、まず健康状態の確認をしてみてください。食事についても、動物性脂肪に偏った食事は体臭の発生を促す原因のひとつです。

■体臭の3大原因

◇体臭の原因ー汗
体臭の一番の原因が汗です。発汗すると老廃物が皮膚や汗腺に溜まることで、雑菌が発生・増殖するのが体臭の原因です。「わきが」、「頭皮・頭髪、足」などが最もひどい体臭(悪臭)ですが、汗が染み込んだ衣類も臭いを引起す原因です。多汗症の場合は、さらに状況が悪化する可能性がある程です。
通常は、「デオドラントや制汗剤」などを利用して汗の臭いを防止(消臭)するのが一般的です。

◇体臭の原因ー腸内不調
腸内環境が悪化しビフィズス菌が減少することで悪玉菌が増加します。そして、腸内で未消化のタンパク質やアミノ酸が分解され、アンモニア等の悪臭の強い腐敗産物に変化するのです。これらの腐敗産物は、腸管から吸収されて血液に入り、口臭や体臭の原因になります。
また、過剰なアルコールの摂取で消化しきれないものが体内から臭いを発生させる場合もあります。
「便秘の持続、便臭がきつい」場合などは注意が必要です。

◇体臭の原因ー内臓疾患
体調が悪くなると臭い汗をかく様になります。これは汗腺機能が低下し本来、汗として排出されるべきものまで出してしまっているのです。さらに肥満、肝機能障害、腎機能障害、糖尿病などの疾患があると血中内の悪臭物質が増加、汗と一緒に排出されることが体臭の原因です。
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■口臭とは

臭いというキーワードで最も気になる臭いの一つが口臭ではないでしょうか。人と会話をする時の口臭は、避ける事ができません。口臭一つで大切なコミュニケーションを壊してしまう事もある程です。
口臭対策でブレスケアをしっかり行い、爽やかなコミュニケーションをしたいものです。

そもそも口臭には、誰もが持っている「生理的口臭」や食後の食べカスや内臓から直接口の口臭となる「病気が原因の口臭」、「食べ物による口臭」の三つに分類できます。
生理的口臭は、誰にでもある事なので、ある程度ケアができていれば、そこまで気になるものではないです。しかし病気が原因の口臭の場合は、しっかりした治療をしないと、強い口臭につながっていきます。

■生理的口臭
誰もが持っている口臭とも呼ばれます。生理的口臭は、極度の緊張時に口の中が乾いたり、朝の起床時、食後の3時間経過頃に発生します。これらは、自然に発生し、ほとんどが自然に消える為、あまり気にする必要はないです。

■病気が原因の口臭
病気といってもその種類は多様です。病気が原因の口臭には多くの種類があります。
・虫歯や歯垢
歯垢は、80%が細菌です。これらが溜まると、健康な歯から虫歯になり、この虫歯が悪臭を放つことになります。特に神経が腐った歯は悪臭を放つケースが多いです。

・歯槽膿漏・歯肉炎(歯周病)
歯肉は炎症をおこし腐っていきます。悪化すると歯も抜け落ちるようになり、大変な悪臭を放ちます。

・義歯垢など
入れ歯や差し歯です。義歯には歯垢がつきやすく、臭いに繋がる場合があります。

・消化器系疾患
胃腸がもたれていたり、調子が悪いとげっぷのような臭いが体内から上がってきて、口臭がします。

・代謝系疾患
糖尿病や肝臓の病気の時に、甘酸っぱい臭い(糖尿病)やねずみ臭いにおい(肝臓)の口臭がします。

■食べ物による口臭
臭いが強い食材、調味料などを摂取した時に口臭が発生します。
代表的な口臭の原因としては、ニンニク(大蒜)、ニラ、ネギ、らっきょうや納豆、アルコールや煙草などです。
これらの原因は、一時的になものですが、成分が胃で消化され、血液を介して体内に循環する為、口の中だけをきれいにしていても臭う事が多々あるのでケアには注意が必要です。
・汗
体臭と汗は深く関わっています。汗が分泌、その汗が細菌に分解された時に体臭が発生し、嫌な臭いや汗臭さの原因となるのです。

・食生活の変化
欧米化した食生活は体臭の大きな原因です。動物性たんぱく質や脂肪を多く含む肉類中心の食生活は、皮脂腺から分泌される皮脂の量が増え、その皮脂が酸化すると体臭が発生します。

・不規則な生活習慣と過度のストレス
何の関係もない様に感じる方もいるかと思いますが、生活習慣も体臭の発生に大きな影響を与えています。睡眠不足やストレスを感じると皮脂腺の働きが活発になり、皮脂が過剰に分泌、分泌された皮脂が酸化し、これが体臭の原因となるのです。

・病気
体臭の原因となる病気として最も有名なものは糖尿病です。糖尿病になると糖の分解が進まずに、甘酸っぱい臭いが発生します。その他の病気でもその病気や疾患特有の臭いがするようになるといわれています。

・わきが
わきがとは、アポクリン腺から分泌された汗が細菌により分解されることによって発生する体臭で、通常の汗臭さよりもより『きつい臭い』です。

・足の臭い
足の臭いはわきがと同じく主にアポクリン腺から分泌される汗が原因で、アポクリン腺から分泌された汗が細菌に分解されたときに足の臭いが発生します。

・多汗症
多汗症とはいわゆる汗っかきとは異なり、「汗を多くかく症状・病気」のことで、全身の発汗が増加する全身性多汗症と、手のひらやわきの下など体の一部の発汗が増加する局所性多汗症があります。

・肥満
肥満の人は体臭の原因となりやすい皮脂腺からの皮脂の分泌量が増えるので、体臭へと繋がりやすいです。また肥満の人は汗をかきやすく、その汗をそのまま放置すると細菌に分解され、体臭の原因となります。

・腸内環境
腸内環境の悪化は口臭の大きな原因です。悪玉菌が優勢になり腸内環境が悪化すると、腸内で毒素や有害物質が作られ、この毒素や有害物質が血液を通って全身へ運ばれ、皮膚や口などから排出、口臭や体臭の原因となります。

・便秘
便秘は口臭や体臭の大きな原因です。便秘になると便が腸内に長時間留まり、腸内で便が腐敗、毒素や有害物質を作り、血液を通って全身へ運ばれ、皮膚や口から排出、口臭や体臭、またオナラ(屁)の臭いがきつくなるのです。

・アルコール
お酒を飲むと「アセトアルデヒド」という物質が、血流にのって肺や皮膚から臭いとなって排出、口臭や体臭の原因となります。またアルコールには利尿作用があるので、体中の水分だけでなく口の中の水分も奪われ、唾液が減少し口臭の原因となるのです。

ニンニク(大蒜)
ニンニクも口臭や体臭の原因になりますが、ニンニクによる口臭は生理的口臭と呼ばれ、誰にでも起こるものなので気にする必要はありません。ただ、ニオイは約1日続くこともありますので、大切な用事がある前日はニンニク料理などは食べない方がいいです。

加齢臭
加齢臭は、加齢に伴う体質の変化によって発生し、主に40代以降の中高年特有の体臭のです。「ノネナール」という皮脂腺から分泌される脂肪酸と過酸化脂質が結びつき、酸化分解された物質が加齢臭の原因といわれています。

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